「就活ゼミ」と「さきたま塾」に注力中、日本と世界と埼大に貢献します!
埼玉大学時代
私にとって埼玉大学での4年間は人生で最も充実した時期のひとつでした。
勉学では、国際関係論専攻(現在のグローバル・ガバナンス専修)に所属し、国際政治学・国際経済学・国際法学・メディア論などの4つのゼミを履修し、先生方から薫陶を受けました。欧米の一流大学の経済学の教科書を英文で週に50ページ読み込んだり、ゼミでプレゼンテーションをするも、教授陣に理詰めでボコボコにされたりと困難な事の連続でした。しかし、ゼミを通して、思考力・コミュニケーション力・プレゼン力を習得でき、大きな自信となりました。結果として、慶應義塾大学 法学研究科政治学専攻 公共政策(国際政治学)に進学する事ができ、埼玉大学での学びは今での私の人生の大きな財産になっています。
また、課題活動では、選挙ボランティアを経験しました。3ヶ月間、朝5時半から夜10時までの選挙ボランティアに取り組みました。特に、政党ポスターの掲示許可をもらう為に、1日8時間、最大250件ほどを回った経験で、汗を流すことの大切さ、営業の楽しさ・厳しさを知ることができました。
そして、埼玉県から地元の福島県へ原付バイクで帰省したり、日本・中国・韓国・マレーシア・バングラデシュの5ヶ国の埼大生で鍋パーティーをしたりした事も良い想い出です。
就職活動
就職活動では、国際関係論専攻で学んだグローバル・イシュー(国際社会・地球全体が抱える大きな問題)の解決に貢献したいと考え、水ビジネスを展開するクボタを志望し、無事入社しました。
クボタは水関連の売上が2,000億円と日本でも有数の水ビジネスの会社です。また現在、全社的にSDGs (国連が定める持続可能な開発のための17の世界的目標)を掲げており、まさに埼玉大学の国際関係論専攻で学んだ事が今もつながっています。
現在の仕事
現在は、「液中膜」(えきちゅうまく)という排水を浄化する膜・フィルターの営業の仕事をして10年目となりました。困難な事も非常に多いですが、①SDGs という大きな目標に貢献できる(環境保護・水質保全の一翼を担う)②自身の地元福島県 に貢献できる(各都道府県の納入施設数が約100 件)③担当する東北 6県&北関3県など色々な場所に行ける(お世話になったお客様とお酒が飲める(コロナ禍以前)、たまに美味しいご飯&温泉もついてくる)という事をモチベーションに、日々取り組める事を頑張っています。
就活ゼミ&さきたま塾
クボタに入社した後、「就活ゼミ」という後輩の就職支援をボランティアで初め、今年で10年目となりました。10年間で100人以上にアドバイスし、現在多くの後輩たちが社会で活躍してくれて、とても誇りに感じています。就活ゼミの活動も区切りがついた事から、現在は2代目の代表を高木眞慈(たかぎしんじ)君に引き続きました。自身の始めた活動が組織化され、自分がいなくても、後の世代が活動を継続し盛り上げてくれる事は本当にうれしい事です。
また、就活ゼミの発展版として「さきたま塾」という活動も昨年スタートしました。「さきたま塾」は教養学部生を中心に、全ての埼玉大学卒業生&在学生へ学び&経験を提供するオンラインセミナーです。活動の概要としては、1年間に6回ほど、オンラインの「Zoom」にて、卒業生が自身の埼大時代や仕事についてプレゼンし、議論と考察を深めています。「けやき会」の理事である田口美一さんに「塾長」をお願いし、約1年間の活動で100人以上のOBOG・埼大生に参加してもらいました。
「選択的夫婦別姓」のアドボカシー活動
現在、妻(教養学部の後輩 国際関係論専攻 2013年卒)とともに「選択的夫婦別姓」のアドボカシー活動にも取り組んでいます。「選択的夫婦別姓」とは、夫婦が望む場合には, 結婚後も夫婦がそれぞれ結婚前の苗字(氏)を称することを認める制度の事です。日本では、日本人同士が結婚する際、約96%の場合女性が改姓しています。しかし、「選択的夫婦別姓制度」が無い国は世界で日本のみで、妻のようにキャリアがある女性にとっては夫の苗字へ切り替える事に多くのデメリットがあります(それ以外にも珍しい苗字の家が無くなってしまうリスクなども有)。これからの日本の将来を考えても、多様性は日本の強みとなる為、早く国会で法改正がされ「選択的夫婦別姓」を実現できるように取り組んでいきます(もちろん、夫の苗字にしたい女性が、夫の苗字を選ぶ「同姓」は今後も可能です)。
趣味
私の趣味は旅行と温泉&銭湯巡りです。
旅行では全国 47 都道府県を全て制覇しました。なので、どこの出身地の方でもだいたいご当地ネタで盛り上がる事ができます。
また、現在、コロナ禍で制限されてしまっていますが、温泉&銭湯巡りも大好きです。温泉の効能&どこにどんな温泉があるのかについては、どんどん皆さんへ情報提供できます。
今後の人生のビジョン
現在「さきたま塾」では「塾長である田口さん(職歴:日本銀行→東京海上→クレディスイス証券)の薫陶を受けた20代&30代が中心となり、互いに協力し、切磋琢磨する事で、日本と世界と埼玉大学に貢献する」を目標に掲げています。私は埼玉大学での4年間の学び&活動が、今でも人生にとても役立っています。今後も、埼玉大学卒業生としての誇りを持ちながら、日本と世界と埼玉大学に貢献していきます。